西川寧著作集 第1巻：中国書法叢考1

編集委員：青山杉雨・浅見筧洞・新井光風・池田温・角井博・嵯峨弘・田中有・西川杏太郎
菊判・函入・576頁（図版40頁）

中国書法叢考　一

口絵（図版１～37）

Ⅰ
殷周銅器雑談
石鼓を塗る――大篆札記
秦の隷書
馬王堆一号漢墓の竹簡――すいすいと軽い筆勢
釈〝數〟――嶧山刻石・詛楚文・馬王堆帛書
石門雑記
漢篆について
画像石の題字
漢委奴国王印の問題
袁安・袁敞の二碑
祀三公山碑釈文

Ⅱ
平復帖考
楷書の成立――敦煌・楼蘭・吐魯番出土文書による四～六世紀の解明
隷草並列の書式
〝詣鄯善王〟の墨書――現存最古の楷書

Ⅲ
王羲之前期――李柏尺牘稿を中心として
新出の行穣帖
喪乱帖考
張金界奴本について――昭和蘭亭記念展講演（一九七三年十一月二十五日）

Ⅳ
焉耆の書派
増一阿含品第二十七巻
西涼写・十誦比丘戒本
北魏写・大般涅槃経
鮑綦造石浮図記
北魏天安元年石塔銘について
北魏天安元年曹天度造塔銘について
龍門の書法とその源流
龍門雑記
賀蘭汗造象記
龍門古陽洞の小品
慈香窟
鄭道昭に関する小記と摩崖
高貞に関する雑記
北魏奚智墓誌
司馬景和妻墓誌銘について
匋斎蔵石の拓本
張龍伯兄弟等造像記
北斉・朱曇思等造塔記
法華義疏の書法

第一巻解説　　角井博

第一巻編集　　角井博