中田勇次郎著作集〈全10巻〉

中田勇次郎先生の生涯を投じた研究は“中田書学”として広く知られるが、その諸論考を自ら総括して体系的に再編成。新たに執筆された諸篇のほか、既発表のものにも全面的な加筆補訂がなされた。中田書学の真髄は、文献資料の博捜と作品に対する深い洞察を背景に、書を文化史の総体的な広がりの中で捉えたところにある。後学の研究は、広大な書の全領域を初めて体系づけた本著作集を基点に展開するであろう。

第 1 巻：中国書論史／中国書論集／中国書道史
第 2 巻：中国書道史論考［魏晋南北朝篇］
第 3 巻：中国書道史論考［隋唐篇・北宋篇］
第 4 巻：中国書道史論考［南宋元篇・明清篇］
第 5 巻：日本書道史／日本書道史論考〈上〉
第 6 巻：日本書道史論考〈下〉
第 7 巻：文房清玩史考／文房四宝
第 8 巻：文房清玩１
第 9 巻：文房清玩２／文人画論
第10巻：碑帖題跋記／中国印章概説／日本印章概説