書の周辺〈全5集〉
卓越した学識と広大な視野。博引旁証をもって書の周辺を渉猟し、中国文化史のエッセンスを語る総86篇の論考を5冊に収める。学問の香り高い典雅な記述で書の周辺へ説き及ぶ各篇は、巧まずして書の本質と根底を探り当てている。書道人、座右必備の書。
B6判・306〜388頁/本体各2000〜2500円
B6判・306〜388頁/本体各2000〜2500円
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卓越した学識と広大な視野、博引旁証をもって書の周辺を渉猟し、典雅な記述で中国文化史のエッセンスを語る。天才趙子昂の進退と芸術
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狂草をもって知られ、文名は一代に抜きんでた神童の生涯をたどる「才子解縉」、義侠に富む逸話で知られる漢の范式から筆をおこして、
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立碑の起源をさぐる「禁碑」、中国詩における題材としての海上の蜃気楼をたどる「海市」、元明の絵画を論じる諸篇、「説文木部」ほか
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龍門石刻の名高い造像記から説き起こして一族の運命に及ぶ「楊大眼と楊白華」、筆硯にかかわる諸篇、著名な書人を詩の面から論じる「
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碑誌の記載内容を俎上にのせる「諛墓の辞と頌徳碑」、現代中国の一人の文人を顕彰する「胡小石先生の書と詩」、虞世南碑を網羅的に位