古典に学ぶ水墨画 2:墨竹篇

古典に学ぶ水墨画  2:墨竹篇
著者 江兆申 監修
王耀庭
ジャンル 書道書籍 > 水墨画 > 技法
美術 > 美術書籍 > 水墨画
ISBN 9784544020212
判型・ページ数 A4変・128ページ
定価 3,850円
(本体3,500円+税10%)
在庫 品切れ・重版未定

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 はじめに/目次
 
 墨竹の歴史 宋の時代 ―――――― 胸に成竹あり
       元の時代 ―――――― 文人の墨竹
       明の時代 ―――――― 写意の墨竹
       清から民国の時代 ―― 書画一致の墨竹
 用具の紹介 用具について
       筆について
 運筆の方法 ―― 用筆法

【基礎篇】墨竹の描き方(鄭燮の例によって)
  1 竹竿を描く                ▶墨竹の特色/竹の生態/竹竿の描き方
    竹竿の運筆法Ⅰ ―― 下から上に      ▶「側筆と中鋒」
    竹竿の運筆法Ⅱ ―― 上から下に      ▶[『芥子園画伝』について]
    ♢竹竿六忌(李衎『竹譜詳録』より)―― 竹竿を描く時に避けること
    竹竿と構図
    ♦竹竿のすがた ―― 歴代名家の竹竿
  2 竹節を描く
    点節の入れ方
    ♢竹節四忌(『芥子園画伝』より)―― 竹節を描く時に避けること
    ♦竹節のすがた ―― 歴代名家の竹節
  3 竹枝を描く
    竹枝の描き方              ▶竹枝の生態/[竹枝と徽宗の書]
    枝の出し方               ▶若い竹枝(嫩枝)/左右に伸びる枝
    竹枝の基本型(呉鎮『墨竹譜』より)
    ♢竹枝四忌(李衎『竹譜詳録』より)―― 竹枝を描く時に避けること
    ♦竹枝のすがた ―― 歴代名家の竹枝
  4 竹葉を描く
    竹葉の描き方Ⅰ ―― 下を向く葉(垂葉)  ▶葉の運筆
    竹葉の描き方Ⅱ ―― 上を向く葉(仰葉)
    無限に変化する竹葉
    竹葉の基本型(『芥子園画伝』より)
    葉の重ね方〈破〉            ▶「品」字重葉法/破「品」字重葉法
    灯影法                 ▶竹の一生/竹葉の生態
    ♢竹葉八忌(李衎『竹譜詳録』より)―― 竹葉を描く時に避けること
    ♦竹葉のすがた ―― 歴代名家の竹葉
  5 竹筍を描く
    竹筍の描き方
    ♦竹筍のすがた ―― 歴代名家の竹筍
  墨の使い方 ―― 用墨法
    墨色を作る
  基礎篇のまとめ 鄭燮 墨竹冊〖作品を描く〗
    竿を立てる               ▶画家の紹介/作品のポイント
    節と枝を描く              ▶[なぜ六竿しか描かないのか]
    葉を描く               ▶「二十年前舊板橋」の印/「鄭燮の潤筆料」

【名品篇】名品を学ぶ
  1 石涛 墨竹図〖下を向く葉〗
    枝を描く/葉を描く
    ▶画家の紹介/作品のポイント
  2 夏㫤 新篁払翠図〖上を向く葉〗
    竿を描く―節を描く/枝を描く/葉を描く―濃淡の表現
    ▶画家の紹介/作品のポイント/[此君]
  3 李衎 出墻図〖団扇に描く〗
    若い枝を描く―全体の骨格をつかむ・枝の描き方/
    若葉を描く―上向きの葉・葉を重ねるこころ/
    副ととなる葉を描く―下に向く葉・横向きの葉を描く/基調となる葉を描く―下に向く葉
    ▶画家の紹介/作品のポイント/「団扇について」/印と題の入れ方/
    「別の描き方:成長する順に描く」
  4 唐寅 墨竹図〖扇面に書く〗
    主枝を描く/小枝を描く/濃墨で葉を描く―濃墨の葉の用筆/
    淡墨で葉を描く―淡墨の葉の描き方
    ▶画家の紹介/作品のポイント/「扇面に描く」/題詩を入れる
  5 顧安 晩節図〖老竹を描く〗
    断竿を描く/古枝を描く/葉を描く
    ▶画家の紹介/作品のポイント/題款を入れる
  6 柯九思 横竿晴翠図〖懸崖の竹を描く〗
    湾曲する竿を描く/枝を描く/葉を描く
    ▶画家の紹介/作品のポイント/[何九思の書と画]/題款を入れる
  7 呉鎮 風竹図〖風竹を描く〗
    風にたわむ枝を描く―節を描く/枝の表情/葉を描く
    ▶画家の紹介/作品のポイント/題款/[呉鎮の「風竹図」と蘇軾「風竹図」拓本]/
     題款と印を入れる
  8 文同 墨竹図〖宋の墨竹を描く〗
    竿を描く―節を描く/交互に出る枝を描く/交互に出る葉を描く
    ▶画家の紹介/作品のポイント/「「飛白」の線」/[文同の用筆と「鉄線描」]/
     落款を入れる
  9 文徴明 画竹冊〖白描の竹を描く〗
    竿を描く/葉を描く
    ▶画家の紹介/作品のポイント/[「双鉤」と「白描」]/[「双鉤」と楷書]
  10 呉昌碩 竹幹図〖率意に描く〗
    主竿を描く/若い竿と枝を描く/率意の葉/題款を入れる―題詩
    ▶画家の紹介/作品のポイント/率意について/[呉昌碩と詩書画印の一体化]

  竹を詠う ―― 詠竹詩撰

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