かくも雄弁なクルマたち 広告「右説・左説」

かくも雄弁なクルマたち 広告「右説・左説」
著者 梶祐輔
ジャンル 車関連 書籍 > シリーズ書籍 > NAVI BOOKS
車関連 書籍 > エッセイ/小説
出版年月日 1988/11/28
ISBN 9784544043006
判型・ページ数 A4変・162ページ
定価 2,860円
(本体2,600円+税10%)
在庫 在庫あり

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1984年4月号から1988年4月号まで4年間にわたり、NAVI誌に連載されたクルマと広告のコラム『広告・右説・左説』からの抜粋に、新たな書き下ろしを加えてまとめた一冊。人間や社会に対して強い影響力を持つ現代の自動車広告の、文化的意味に鋭く迫る。





第一章……ツイン・コミュニケーション
 社長が広告に出る事情。日本とアメリカ。
 想像力のドライブ・ガイドとしての自動車広告。
 国際競争第一ラウンドのゴングが鳴った。
 ぼくがごくふつうのコマーシャルを愛する理由。
 ガレージの中に比較広告が並んでいる。
 クルマ広告は釣りが好き。
 小さな自動車修理工場の大きな広告。
 ヨーロッパの自動車広告はぐわんばっている。

第二章……ビンテージ・アドバタイズメンツ
 コンバーチブルのベストセラー。
 自動車と広告が相思相愛であった時代があった。
 古典的名作は消えず。
 すでにすっかり変色したコマーシャルだけど。
 第二位は第一位よりすぐれている。
 昔ぼくはシボレーの広告のかくれファンだった。
 カブト虫の広告は死んだのですか。

第三章……さまざまなチューニング
 ジャンプする車の悲鳴が聞こえる。
 量ではなく質なのです。
 チマタに雨の降るごとく、わがクルマにも雨ぞ降る。
 デトロイト流モンタージュ手法がなつかしい。
 一コマ漫画は広告の救世主たりうるか。
 この白い橋の果てに何があるのか。
 アンリ・ルソーの世界がジャガーになった。
 どのシーンを選んで切りとるかが問題なのだ。
 さすがイギリスは本場、パンダのパンク広告。
 世間には何と運転のヘタな人が多いのだろう。
 サウジアラビアの広告は女っ気ぬき。
 シトロエンの広告が中国にこだわるわけ。

第四章……キープ・ライト
 なぜクルマの広告はセクシーでないのだろう。
 アメリカン・ヒーローの得意や思うべし。
 クルマの広告は農業に似ている。
 酔っぱらい運転は路上の殺人である。
 どっちがトクかは比べなければわからない。
 制作費をやすくあげるためのアイデア。
 アメリカ人の心をつかむ謝罪広告のつくり方。
 アメリカの自動車メーカーの底力を見た。

あとがき


*この作品は1984年4月号から1988年4月号まで月刊「ナビ」に連載・掲載された
『広告・右説・左説』からの抜粋と新たな書き下ろしを加えて1冊に収録したものです。

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定価2,860円
(本体2,600円+税10%)

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