クルマ名人伝

困った時のお助けマン・ガイドブック。JAFお手上げのロック(鍵)でクルマから締め出されたらどうする? 内装を革張りにしたい時はどうする? そんな時に救いの手を差し延べてくれる、知られざるプロフェッショナル仕事師たちの世界を披露する。





はじめに ――筋を通す男たちの物語
① 新車「盗撮」請負人 ――白鳥進 伝
●「僕はスパイです」
● 新車のインサイダー情報は発表の二年前に入ってくる
● メーカーのテスト・コースは鉄のカーテン
● 三十八・五度の熱をおしてスクープするプロ根性
● スクープ写真っていったいいくら?
● スクープゆえに犠牲者を出すこともある
● 本当にいいクルマは、情報に左右されない
②「ネズミ捕り」をネズミ捕る男 ――高橋剛 伝
●〝ネズミ捕り〟への怒りが開発へと走らせる
● 究極のネズミ捕り退治機〈レーダー・セントリー〉
● 警察の最新情報に業界一のネットワーク
● 製品はすべて警察署のオービスでテスト
●「やいてめえ、効かねえぞ!」から「助かりました」まで
● ループコイル式にはレーダー探知機は役立たない
● ループ式対策、フラッシュにはフラッシュを
● レーダー探知機で我が身を守る
③ 鍵開け「ねずみ小僧」 ――古川玉夫 伝
● 気をつけよう、高級外車とスポーツカー
● 鍵開けノウハウを盗撮するクルマ泥棒
● 職業としての鍵開け、ロックスミス
●「うっかり」病は高価な代償を支払う?
● 防犯装置はギャングが普及に貢献
● 国産車は精度の低い鍵が使われている
● どこかピントがずれてる「トヨタの鍵」
● 最初の鍵開けは〝遊廓の金庫〟
● 鍵開けはトランプの神経衰弱と同じ
● J・M・LOCKはアメリカの〝ねずみ小僧〟にちなむ
● クルマの鍵は「単純で開けにくいもの」がベスト
④ 愛車をオーディオ・ルームに仕立て上げる ――村上泰彦 伝
● 転職の繰り返しが幸運をもたらす
● 将来性十分と思った結婚式のビデオ撮り
● カー・コンポ取り付けのハウツー・ビデオ撮り
● 当時ひとりしかいなかったカー・オーディオ取り付け専門家
● 常識をくつがえした「定価販売。取り付け工賃別」
● 客単価四十万円の壁を破ったナカミチのカー・オーディオ
● カー・オーディオの取り付け方法に特殊技術はない
● オーディオ・セットをキチンとマウントさせればいい音はでる
●「マルチ・チャンネル・システム」はユーザーのためにならない
● 純正品からいい音を聴き出すのがエンスーなのだ
⑤ 日本一のレザー・シート張り職人 ――田久保勝 伝
●「内装のことならなんでも」といってもレザー・シートだけ
● 挫折したオートバイ生活
● 第一号はソアラに施した白一色の内装
● トヨタ系高級車がいつの間にか外車に
● 年十台。一台最低二百万円!
● 新調するときは内装と名のつくものはすべて取り外す
● 魔法のクギ「LION BRAND TACKS」
● シートの革地はオリジナルなものにこだわる
●〝ハガシ〟から学んだ裁縫テクニック
● ドイツ車は厚手、イタリア車は繊細、英国車は優雅
● 昭和天皇と同じロールスをつくる
● 日本車には作り手の魂が吹き込まれていない
⑥ ピレリのタイヤキを売るタイ屋さん ――成戸和三郎 伝
● 三分の一の値段でピレリやミシュランの気分が味わえる
●〈更生タイヤ〉は昭和の初めにアメリカから入る
● ピレリはベース・タイヤとして失格
● 新品の八〇パーセントの性能を誇る「更生タイヤ」
● 二万キロごとに更生タイヤを履き替えれば走行性能はバツグン
⑦ ラジコン・カーのテスト・ドライバー ――杉山賢明 伝
● RCカーはいまやオジサンたちの道楽である
● 最高速を実車に換算すると時速三百~四百キロ
● RCのとりこにさせたポルシェ935
● 一ミリのパーツのずれが走行性を左右する
● 走行テストはなんと千九百周
● メカニック、ドライバー、マシン・オーナー、一人三役をこなすクルマ人間
●「私は十分の一スケールのベルガーです」
⑧「走る祭壇」を演出する男 ――米津克平 伝
● 霊柩車は、宮型・バス型・バン型の三タイプ
● 金キラ金の豪奢な霊柩車の始まりは米津工房
● 新車の値段はなんと一千万円!
● ボディに使われる新車のキャディラック・リムジンは千五百万円!
● 宮型霊柩車の原型は「輿」と「棺車」
● 宮型は〝走る祭壇〟
● クルマの小型化で霊柩車に載らない棺も出てきた
⑨ ラジエター愛情物語 ――中田達夫 伝
● 忘れてならないラジエター
● アメ車が行列をなす評判の腕前
● クルマの性能と道路がよくなって仕事が減った
● パーツの入手困難な外車こそ腕のみせどころ
● 昔と違ってきたラジエターの故障
●「私らはいわばリサイクル業です」
⑩ タクシーの頭を飾る男 ――武内昭一 伝
● タクシーをタクシーたらしめる〝アンドン〟
●〝社名灯〟は八方美人?
● どんな気象条件でも耐え抜く社名灯
● 究極の多品種少量生産
● デザインにも流行、地域差がある
● 社名灯が赤く点滅したらSOS
⑪ トラック野郎に夢を売る親子 ――岡野繁夫・譲 伝
● シンプルなデザインになった満艦飾トラック
● パーツをフル装備して一千万円!
● どん底時代にアート・トラック一本に絞る
● ベストセラー「新幹線の警笛」エアホーン
● 車検は通らない規格外品でも、安全性は折り紙つき
● 次代を担う「アート・チャリンコ」の台頭
⑫ 交通事故「常識の非常識」を説く男 ――加藤正明 伝
● クルマ社会を裏側から見続けるレッカーマン
● レッカーマンは二十四時間臨戦態勢
●「渋滞解消のための高速道路。事故なんて起こらない」
● 危険確認後三秒間はクルマのコントロールが利かない
● 赤色の三角板には気をつけろ
● いろいろ問題があるレスキュー隊
● ドライバーが信じ込まされている「常識の非常識」
① 新車「盗撮」請負人 ――白鳥進 伝
●「僕はスパイです」
● 新車のインサイダー情報は発表の二年前に入ってくる
● メーカーのテスト・コースは鉄のカーテン
● 三十八・五度の熱をおしてスクープするプロ根性
● スクープ写真っていったいいくら?
● スクープゆえに犠牲者を出すこともある
● 本当にいいクルマは、情報に左右されない
②「ネズミ捕り」をネズミ捕る男 ――高橋剛 伝
●〝ネズミ捕り〟への怒りが開発へと走らせる
● 究極のネズミ捕り退治機〈レーダー・セントリー〉
● 警察の最新情報に業界一のネットワーク
● 製品はすべて警察署のオービスでテスト
●「やいてめえ、効かねえぞ!」から「助かりました」まで
● ループコイル式にはレーダー探知機は役立たない
● ループ式対策、フラッシュにはフラッシュを
● レーダー探知機で我が身を守る
③ 鍵開け「ねずみ小僧」 ――古川玉夫 伝
● 気をつけよう、高級外車とスポーツカー
● 鍵開けノウハウを盗撮するクルマ泥棒
● 職業としての鍵開け、ロックスミス
●「うっかり」病は高価な代償を支払う?
● 防犯装置はギャングが普及に貢献
● 国産車は精度の低い鍵が使われている
● どこかピントがずれてる「トヨタの鍵」
● 最初の鍵開けは〝遊廓の金庫〟
● 鍵開けはトランプの神経衰弱と同じ
● J・M・LOCKはアメリカの〝ねずみ小僧〟にちなむ
● クルマの鍵は「単純で開けにくいもの」がベスト
④ 愛車をオーディオ・ルームに仕立て上げる ――村上泰彦 伝
● 転職の繰り返しが幸運をもたらす
● 将来性十分と思った結婚式のビデオ撮り
● カー・コンポ取り付けのハウツー・ビデオ撮り
● 当時ひとりしかいなかったカー・オーディオ取り付け専門家
● 常識をくつがえした「定価販売。取り付け工賃別」
● 客単価四十万円の壁を破ったナカミチのカー・オーディオ
● カー・オーディオの取り付け方法に特殊技術はない
● オーディオ・セットをキチンとマウントさせればいい音はでる
●「マルチ・チャンネル・システム」はユーザーのためにならない
● 純正品からいい音を聴き出すのがエンスーなのだ
⑤ 日本一のレザー・シート張り職人 ――田久保勝 伝
●「内装のことならなんでも」といってもレザー・シートだけ
● 挫折したオートバイ生活
● 第一号はソアラに施した白一色の内装
● トヨタ系高級車がいつの間にか外車に
● 年十台。一台最低二百万円!
● 新調するときは内装と名のつくものはすべて取り外す
● 魔法のクギ「LION BRAND TACKS」
● シートの革地はオリジナルなものにこだわる
●〝ハガシ〟から学んだ裁縫テクニック
● ドイツ車は厚手、イタリア車は繊細、英国車は優雅
● 昭和天皇と同じロールスをつくる
● 日本車には作り手の魂が吹き込まれていない
⑥ ピレリのタイヤキを売るタイ屋さん ――成戸和三郎 伝
● 三分の一の値段でピレリやミシュランの気分が味わえる
●〈更生タイヤ〉は昭和の初めにアメリカから入る
● ピレリはベース・タイヤとして失格
● 新品の八〇パーセントの性能を誇る「更生タイヤ」
● 二万キロごとに更生タイヤを履き替えれば走行性能はバツグン
⑦ ラジコン・カーのテスト・ドライバー ――杉山賢明 伝
● RCカーはいまやオジサンたちの道楽である
● 最高速を実車に換算すると時速三百~四百キロ
● RCのとりこにさせたポルシェ935
● 一ミリのパーツのずれが走行性を左右する
● 走行テストはなんと千九百周
● メカニック、ドライバー、マシン・オーナー、一人三役をこなすクルマ人間
●「私は十分の一スケールのベルガーです」
⑧「走る祭壇」を演出する男 ――米津克平 伝
● 霊柩車は、宮型・バス型・バン型の三タイプ
● 金キラ金の豪奢な霊柩車の始まりは米津工房
● 新車の値段はなんと一千万円!
● ボディに使われる新車のキャディラック・リムジンは千五百万円!
● 宮型霊柩車の原型は「輿」と「棺車」
● 宮型は〝走る祭壇〟
● クルマの小型化で霊柩車に載らない棺も出てきた
⑨ ラジエター愛情物語 ――中田達夫 伝
● 忘れてならないラジエター
● アメ車が行列をなす評判の腕前
● クルマの性能と道路がよくなって仕事が減った
● パーツの入手困難な外車こそ腕のみせどころ
● 昔と違ってきたラジエターの故障
●「私らはいわばリサイクル業です」
⑩ タクシーの頭を飾る男 ――武内昭一 伝
● タクシーをタクシーたらしめる〝アンドン〟
●〝社名灯〟は八方美人?
● どんな気象条件でも耐え抜く社名灯
● 究極の多品種少量生産
● デザインにも流行、地域差がある
● 社名灯が赤く点滅したらSOS
⑪ トラック野郎に夢を売る親子 ――岡野繁夫・譲 伝
● シンプルなデザインになった満艦飾トラック
● パーツをフル装備して一千万円!
● どん底時代にアート・トラック一本に絞る
● ベストセラー「新幹線の警笛」エアホーン
● 車検は通らない規格外品でも、安全性は折り紙つき
● 次代を担う「アート・チャリンコ」の台頭
⑫ 交通事故「常識の非常識」を説く男 ――加藤正明 伝
● クルマ社会を裏側から見続けるレッカーマン
● レッカーマンは二十四時間臨戦態勢
●「渋滞解消のための高速道路。事故なんて起こらない」
● 危険確認後三秒間はクルマのコントロールが利かない
● 赤色の三角板には気をつけろ
● いろいろ問題があるレスキュー隊
● ドライバーが信じ込まされている「常識の非常識」
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