趙子昂[人と芸術]

ちょうすごう[ひととげいじゅつ]

趙子昂[人と芸術]
著者 吉田良次
ジャンル 書道書籍 > 単行本 > 作家・評伝
出版年月日 1991/11/18
ISBN 9784544010701
判型・ページ数 A5・280ページ
定価 3,738円
(本体3,398円+税10%)
在庫 在庫あり

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王羲之の書の正統を復興し、異民族王朝の支配下にあって文事万般を宏揚した元代文苑の指導者・趙子昂。著者40年の研究にもとづく本書は、夫人・管道昇などとの逸話、鮮于枢、張雨らとの交友をも織りまぜつつ、その事跡を興味深く描く。図版多数収録。



    序  鈴木敬

第一章  趙子昂
      趙子昂という人/趙子昂との出会い/殿廷に照耀した美丈夫/家系と幼時
第二章  宋・元の際――青年時代
      宋・元の興亡/賢母と秀俊/南潯の才媛と山沢の癯者/知己――金蘭の交わり
第三章  仕官
      蒙古から元へ/先仕・先達/出廬・上京/帝城の盛/謁見の儀
第四章  吏隠
      至元鈔/駅伝/大都の春秋/元正の朝儀
第五章  官海
      牧庵学士/奸臣、桑哥/歴下の客/帰郷の詩
第六章  江南の儒学提挙
      鵲華秋色図/鷗波亭の人/銭選との交わり/士大夫の画/水村の図/
      二羊図奇譚/茶を烹るの図
第七章  天目の人
      中峰明本和尚/蘭亭十三跋
第八章  翰林院
      嫩涼の宴/二品の官/泥人の詞/玉堂の人
第九章  香魂飛ぶ
      望郷の賦/薤露の歌/呉興余滴/子昂と陶淵明
第十章  終焉の記
      洛神賦跋小考/終焉
第十一章 結び
      仕事の跡/彩管の人々

      編者注
      関連地図
      あとがきに代えて……吉田實

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