童謡をかく

春よ来い、おぼろ月夜、夏は来ぬ、赤とんぼなど、昔懐かしい童謡・唱歌から89の歌詞を選び、小池邦夫が112の作品に描き出す。いずれも皆に親しまれ、歌い継がれた名作であり、これまで自らの言葉と絵により独自の世界を築き上げてきた作者の新たな挑戦である。



　

　

春よ来い　　　　　　　　　　海　　　　　　　　　　　　　たなばたさま
雪　　　　　　　　　　　　　うみ　　　　　　　　　　　　お山のお猿
おぼろ月夜　　　　　　　　　金魚の昼寝　　　　　　　　　砂山
春が来た　　　　　　　　　　とんぼのめがね　　　　　　　出船
赤い鳥小鳥　　　　　　　　　つき　　　　　　　　　　　　故郷
この道　　　　　　　　　　　里の秋　　　　　　　　　　　あの町この町
ちょうちょ　　　　　　　　　うさぎ　　　　　　　　　　　ふじの山
チューリップ　　　　　　　　村祭　　　　　　　　　　　　月の沙漠
めだかの学校　　　　　　　　たき火　　　　　　　　　　　羽衣
からたちの花　　　　　　　　証城寺の狸囃子　　　　　　　赤い靴
鯉のぼり　　　　　　　　　　五木の子守唄　　　　　　　　青い眼の人形
こいのぼり　　　　　　　　　花嫁人形　　　　　　　　　　古郷
野薔薇　　　　　　　　　　　赤とんぼ　　　　　　　　　　鉄道唱歌
兎と亀　　　　　　　　　　　りんごのひとりごと　　　　　あおげば尊し
かえるのうた　　　　　　　　叱られて　　　　　　　　　　夕日
おつかいありさん　　　　　　わたしの人形　　　　　　　　金太郎
城が島の雨　　　　　　　　　一寸法師　　　　　　　　　　牛若丸
かたつむり　　　　　　　　　桃太郎　　　　　　　　　　　からすの赤ちゃん
雨降りお月　　　　　　　　　すずめの学校　　　　　　　　七つの子
雨　　　　　　　　　　　　　日の丸の旗　　　　　　　　　一月一日
シャボン玉　　　　　　　　　鳩　　　　　　　　　　　　　お正月
蛍

■童謡絵手紙――四季の歌■
おぼろ月夜　　　　　　　　　金魚の昼寝　　　　　　　　　赤い靴
どこかで春が　　　　　　　　十五夜お月さん　　　　　　　待ちぼうけ　
肩たたき　　　　　　　　　　夕焼け小焼け　　　　　　　　一寸法師
みつばちぶんぶん　　　　　　花火　　　　　　　　　　　　ペチカ
どじょっこふなっこ　　　　　かかし　　　　　　　　　　　日の丸の旗
黄金虫　　　　　　　　　　　赤とんぼ　　　　　　　　　　桃太郎
てるてる坊主　　　　　　　　つき　　　　　　　　　　　　山寺の和尚さん
城が島の雨　　　　　　　　　どんぐりころころ　　　　　　シャボン玉
七つの子　　　　　　　　　　リンゴのひとりごと　　　　　ゆりかごの歌
雨　　　　　　　　　　　　　秋　　　　　　　　　　　　　花嫁人形
夏は来ぬ　　　　　　　　　　夕日　　　　　　　　　　　　浦島太郎
うみ　　　　　　　　　　　　桃太郎　　　

■童謡絵手紙――動物の歌■
赤い鳥小鳥　　　　　　　　　靴がなる　　　　　　　　　　砂山
カナリヤ　　　　　　　　　　こうま　　　　　　　　　　　山羊さんゆうびん
すずめの学校　　　　　　　　月の沙漠　　　　　　　　　　金太郎
おうま　　　　　　　　　　　ぞうさん　　　　　　　　　　鳩
ことりの歌

あとがき――――小池邦夫