猫のように生きる［からだで感じる生きかた指南］

誤解を恐れずに言うとこれが生きる極意です。
猫寺の住職にして当今の名僧、板橋禅師が八十六年の人生道中を吐露。問答形式の１・２章では、先ず禅との出会いから今日までの生涯、次いで修行生活とその今日的な意義を述べ、一人語りの３章で現代社会への警鐘と希望を語る。

　　　はじめに

第一章　禅師さまってどんな人？

　Q1　禅師さまはいつどうして坐禅をはじめたのですか？
　Q2　どうしてお坊さんになったのですか？
　Q3　禅師さまのお師匠さまはどんな方でしたか？
　Q4　尊敬しているお坊さんは誰ですか？
　Q5　今、禅師さまに悩みはありますか？
　Q6　どうして結婚されたのでしょうか？
　Q7　書画に「閑月興宗」と署名するのはどうしてですか？
　Q8　禅師さまはどうして「偉そう」じゃないのでしょう？
　Q9　禅師さまはいつから猫が好きなんですか？


第二章　御誕生寺の修行生活について

　Q1　規則正しい生活を送るのはどうしてですか？
　Q2　修行は共同生活のなかで行われなければいけないのでしょうか？
　Q3　修行をすると、どう変わっていくのですか？
　Q4　禅師さまにとって修行とはなんですか？
　Q5　坐禅をするのはどうしてですか？
　Q6　坐禅をしているときとそれ以外のときはどう違いますか？
　Q7　お経を読むのはどうしてですか？
　Q8　どんなふうに修行僧を教えていますか？
　Q9　仏教は何を教えてくれますか？
　Q10　解脱（悟り）とはどういうことですか？


第三章　人生を悩みなく生きるために

　1　ときには、テレビやパソコンから離れてみましょう
　2　大自然に生かされていることを思い出してください
　3　人が人を傷つけるのはなぜか、その本質を見なければいけません
　4　一日に一度、ゆっくり呼吸してください
　5　「からだがわかる」が生きる極意です
　6　生存欲を「煩悩」にしてはいけません
　7　うれしいときは喜び、悲しいときは涙を流していたらいいのです
　8　震災と原発について思うこと
　9　質素な生活ほど精神性を深めます
　10　今、ここに「生きている命」を実感してください

　　　あとがき