名車を生む力 時代をつくった3人のエンジニア

名車を生む力 時代をつくった3人のエンジニア
著者 いのうえ・こーいち
ジャンル 車関連 書籍 > 日本車
車関連 書籍 > シリーズ書籍 > NAVI BOOKS
車関連 書籍 > 解説/ガイド > 自動車
出版年月日 2003/12/05
ISBN 9784544043426
判型・ページ数 A5・196ページ
定価 1,650円
(本体1,500円+税10%)
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

クルマを愛してやまない著者が、ある3人の人物にインタビューを試みた。その3人はそれぞれ、時代を超えて愛されるクルマたちが生まれたとき、核となった男たちであった。
■トヨタ2000GT―野崎 喩
■ホンダ・シビック―木澤博司
■ユーノス・ロードスター―立花啓毅
本書を読み進んでいけば、この「名車」と言われる3台のクルマたちが、どれほど作り手に魂を込められて誕生したか、なぜこんなにもひとびとを惹きつけてやまないクルマとなり得たか、それを知ることができるだろう。





  まえがき

野崎喩が描いた奇跡のグラントゥリズモ
   知りたかったことは 教えてもらえなかった
   25年目の再会でふたたび トヨタ2000GTについて
   1960年代はじめの 自動車王国で見聞きしたもの
   夢のようなプロジェクト 虚ろな心の置き所
   「アートセンター」時代の GTコンセプトがそのまま生きた
   タッグマッチ方式で描かれた 1枚の夢のような線図
   数人掛かり2週間の仕事を ひとりでこなした
   もうひとつの「生む力」ヤマハの力と技
   カロッツェリアとしての ヤマハの創造の力
   形になった2000GT 世界を魅了したプロポーション
   思わぬかたちでの市販化 いくつもの「予想外」のこと
   トヨタ2000GTの反響 一気に加速して「憧れの名車」に
   トヨタ2000GTまでと トヨタ2000GT以後
   40年経って思うデザイン 21世紀のクルマ世界

木澤博司が考えた世界のベイシックカー
   ホンダがホンダらしかったころ ホンダのイメージの原点
   ホンダ1300という個性的なクルマ その反動がシビックにつながった
   乗り手にすり寄ってはくれない 骨太の前衛的クーペ
   なぜ木澤さんなのか シビックに魂を注ぎ込んだひと
   なにもノルマのない1年半 そこで身に付いたものの大きさ
   ホンダ1300がダメで シビックの「反面教師」になった理由
   一番訊きたかったこと それは「オヤジ」をいかに消すか、だった
   登場したシビックは 世界のベイシックカー
   シビックは公害対策車ではない CVCCとRS
   シビックの残したもの 30年のシビックの流れ
   忘れたくない魅惑のクルマ その名はCR-X!
   やはりクルマが好きだった だから宗一郎さんの下で
   いま思うクルマの大切さ 自動車は道半ば

立花啓毅が欲した生のオープン・スポーツカー
   いきなり登場した真打ち キイマンは無類のクルマ好き
   消費の時間と蓄積の時間 積み重なってこその「車道」
   モノがひとを育てる「蓄積」の成果として備わる「器」
   持論は実践しなくては 立花さんの90台のクルマ
   欲しかったクルマをつくる そんな自然な気持ちが重なった
   3台から1台を選ぶ そのテクニックやいかに
   お客はプランナーじゃない 根本的なところから違っている
   なにかを創りたい それはパワーのある個人がやること
   ふたりの発想を俣野さんが絵にし 英国でつくられたプロト
   まずは北米で発表され 日本に新風を吹き込んだ新車
   「M2」の誕生と ものをいいはじめた立花さん
   「M2-1001」の売れ行き バブルのおかげとは思いたくない
   ユーノス・ロードスターの変遷と そのフォロワーズ
   クルマって進化できない のりものなんだよ

  あとがき

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定価1,650円
(本体1,500円+税10%)

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