はしる まがる とまる　もっと楽しいクルマの運転

あのポール・フレール先生が特に日本の読者のために書き下ろしました。
よくある、車庫入れや縦列駐車の“ハウツー”は書いてありません。代わりに、それで失敗したら死ぬかもしれないとか、そこまでいかなくても安全に直結する、クルマの基本的な物理法則について多くのページが割かれています。しかも、文章は初心者にもごくわかりやすい言葉で綴られています。それこそが本書最大の特徴です。
正直言ってあまりに平易なため、はじめはやや期待外れの感を抱いた担当者も、編集を進めれば進めるほど、P.F.がいかに入念にテーマを選び、構成に腐心したかがわかるようになり、さすがだと感心させられました。まさに“運転の神様”ならではです。

　はじめに

第１章　スタートする前に
　　　　　　プロもオートマチックの時代
　　　　　　正しい姿勢

第２章　不安はこうして解消
　　　　　　常に危険を意識する
　　　　　　こんなときどうする？

第３章　運転はリズムに乗って
　　　　　　クレバーな走りかた
　　　　　　いざドライブへ

第４章　ダイナミックな世界へ
　　　　　　速さに罪はない
　　　　　　物言うライト
　　　　　　カーブでの走りかた
　　　　　　安全な追い越しかた
　　　　　　トラブルが起こったら
　　　　　　タイヤはクルマの命
　　　　　　左足ブレーキの勧め

第５章　物理の法則は変えられない
　　　　　「はしる　まがる　とまる」を考える
　　　　　　最短距離で止まる方法
　　　　　　高速からの急制動
　　　　　「まがる」原理
　　　　　　クルマが水に浮く！
　　　　　　運転補助装置とは？

第６章　カタログが読める！
　　　　　　正しいクルマ選びのために
　　　　　　エンジンだけでは動かない

第７章　クルマの元気
　　　　　　維持管理も運転のうち
　　　　　　品質がいちばん
　　　　　　クルマは乗り手を映す鏡