雲外の峰

うんがいのみね

雲外の峰
著者 陳舜臣
ジャンル 一般書 > 一般書
出版年月日 1989/03/03
ISBN 9784544030266
判型・ページ数 4-6・318ページ
定価 1,870円
(本体1,700円+税10%)
在庫 在庫あり

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中国の歴史と美術に心寄せる名随想集。紫禁城に視点を据えて歴史のうねりに思いを馳せる「明清の興亡におもう」、工芸品に残された文様を手がかりに中国人の美意識を探る「魚文」など37篇。全篇に著者の該博な知識と歴史に注ぐ温かい眼差が横溢する。
Ⅰ  現代とのつながり
   明という時代
   明清の興亡におもう

Ⅱ  肩の荷
   なぜ人物論か
   三国志と私
   詩人の旅
   秦婦吟
   西遊記雑感
   林則徐と語学
   西郷隆盛と李鴻章
   茶館の時代

Ⅲ  魚文
   黄河文明展をみて
   壁にえがかれたもの
   翠青の時代
   徐渭と董其昌
   雲外の峰――斉白石展によせて――
   范曾展によせて
   白鶴讃歌

Ⅳ  海を越える民
   人のおくりもの
   鑑真和上の使命感に潜むもの
   揚州大明寺
   鑑真の息吹――唐招提寺――
   きらめく星――わが空海――
   『曼陀羅の人』を書き終えて
   青龍岡に立って
   日中往還の詩
   交流のあとを訪ねて
   エネルギーの源流

Ⅴ  『好太王碑』発刊によせて
   『画本三国志』監訳をおえて
   前嶋信次『空海入唐記』についておもうこと
   伴野朗『大航海』解説
   司馬遼太郎『韃靼疾風録』書評
   中薗英助『櫻の橋』解説

   あとがき

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