書を学ぶ人のための漢詩漢文入門

書を学ぶ人のための漢詩漢文入門
著者 村山吉廣
ジャンル 書道書籍 > 入門 > 漢字
書道書籍 > 墨場必携
出版年月日 2004/04/23
ISBN 9784544011531
判型・ページ数 A5・208ページ
定価 1,760円
(本体1,600円+税10%)
在庫 在庫あり

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床の間の掛軸や、名所の碑文がスラスラ読めたら……。書を学ぶ者が一度はいだく、そんな思いに応える一冊。基本的なルールを説明した後、さまざまな書作品を題材にして読解のための「コツ」を分かりやすく解説する。コラムも充実、ためになる知識を満載。



はじめに

【概説篇】
漢文概説
 一、漢文はどう読むか
    句読点/訓点/返り点/送り仮名
 二、漢文はどういう文体か
    主語と述語の関係/主語と述語と目的語との関係/主語と述語と補語の関係/
    主語と述語と目的語と補語の関係
 三、知っておくべき特異文字
    再読文字/置字/終尾詞
 四、訓読の文体
 五、書き下し文はどう作るか
漢詩概説
 一、古体詩と近体詩
 二、近体詩のきまり
    1 一句の字数/2 全体の句数/3 押韻の仕方/4 平仄の配置  
   〔附〕古典時代の四声「平上去入」と現代語の四声/韻目について
    5 対句を必要とする律詩
   コラム1[呉音・漢音・唐音]
   コラム2[名数あれこれ]
   コラム3[人名の併称]

【読解練習篇】
漢文の部
   惜陰(江戸 佐藤一斎)/我是官人(江戸 角田九華)/除日講起(江戸 原念斎)/
   不知新年(江戸 原念斎)/四面楚歌(前漢 司馬遷)/許由一瓢(唐 李翰)/
   杜子春(唐 李復言)
漢詩の部
   東門之楊(『詩経』陳風)/悲歌(『楽府詩集』)/易水送別(五言絶句 唐 駱賓王)/   
   雨後至天寧寺(五言絶句 清 王士禎)/芳野(七言絶句 江戸 藤井竹外)/
   山中問答(七言絶句 唐 李白)/絶句(七言絶句 元 趙孟頫)/
   晩次楽郷県(五言律詩 唐 陳子昂)/秋興(七言律詩 唐 杜甫)
   コラム4[雅号由来]
   コラム5[松は十八厶]
   コラム6[おのれは下に]

【実践篇】
先人の書を読む
 一、条幅
   芳野(江戸 河野鉄兜)/大己貴神(江戸 亀田綾瀬)/梁甫吟(明治 中村敬宇)/
   姑舎女所学(江戸 中井履軒)/使民以時(江戸 市河米庵)/
   五言絶句(昭和 増村朴斎)/草書五大字(江戸 岡本保考)/
   草書七言絶句(大正 日下部鳴鶴)
 二、対聯
   隷書七言聯(清 兪樾)/四言聯(清 李鱓)/隷書七言聯(清 黄易)
 三、色紙
   草書四字書(江戸 頼三樹三郎)/観象於天(昭和 吉江孤雁)/
   知足安分(昭和 増村朴斎)/竹外詩(昭和 會津八一)
 四、碑碣
   無琴道人墓銘(江戸 亀田鵬斎撰・大窪詩仏書)/吉野十蔵墓誌(江戸 箕田徠山撰幷書)
 五、扇面
   宿生田(江戸 菅茶山)/草書七言絶句(明治 岡本黄石)
 六、扁額
   虚而不屈(明治 勝海舟)/洗心亭(明治 副島蒼海)/游於藝(昭和 坪内逍遥)
 七、勒銘
   旧二本松藩戒石銘碑(宋 太宗趙炅御製 江戸 岩井田昨非書)/
   勒銘石(江戸 坂本天山)
 八、画賛
   回看海上(明治 岡本絳雲画・岡本黄石賛)/草虫図賛(大正 村田香谷画・賛)/
   墨蘭図賛(明治 大槻磐渓画・賛)/風竹図賛(昭和 會津八一画・賛)
   コラム7[石匠・廣群鶴]
   コラム8[異体字]
   コラム9[千字文の名句]
   コラム10[候文の漢文]

あとがき
語句索引

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