太極拳の源流を求めて[十三勢套路の発見]

たいきょくけんのげんりゅうをもとめて[じゅうさんせいとうろのはっけん]

太極拳の源流を求めて[十三勢套路の発見]
著者 陳崢
ジャンル 一般書 > 一般書
出版年月日 2010/03/24
ISBN 9784544161038
判型・ページ数 A5・176ページ
定価 2,090円
(本体1,900円+税10%)
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

“ルーツの謎”を徹底究明!

古典武術の奥義を極めた著者が、10年の歳月をかけて到達した「太極拳のルーツ」を探る研究の成果。これまで謎とされていた十三勢の具体的な動作方法の復元に成功、動作分解写真をまじえ本邦初公開。

【目次より】
1:十三勢の復元は太極拳史上の重大発見
2:舞陽塩店太極拳譜の「謎」
3:太極図と太極拳
4:長拳と十三勢
5:十三勢は伝統文化と健康の結晶体
6:十三勢套路の図説



序章
   1. はじめに
   2. 太極拳の歴史研究の現状
      ⑴陳王廷創拳の説
      ⑵宋の時代、張三峯創拳の説
      ⑶14世紀の元末明初、雲遊道士・張三丰創拳の説
   3. 太極拳のルーツ
      ⑴十三勢について
      ⑵太極拳に対する認識について

第1章 十三勢の復元は太極拳史上の重大発見
   1. 十三勢の復元と太極図譜
   2. 太極拳拳譜の紹介
      ⑴拳譜とは
      ⑵《太極拳釈名》
      ⑶《八門五歩》
   3. まとめ

第2章 舞陽塩店太極拳譜の「謎」
   1. はじめに
   2. 1852年
   3. 舞陽塩店太極拳譜の内容について
   4. 舞陽塩店太極拳譜の作者について
      ⑴《太極拳論》について
      ⑵王宗岳の人物像
      ⑶王宗岳の《太極拳論》について
   5. まとめ

第3章 太極図と太極拳
   1. はじめに
   2. 三古、三聖と三易
      ⑴三古、三聖について
      ⑵三易について
   3. 太極図は宋の時代に復元された
   4. 太極拳の拳理は「易」であり、「道」ではない

第4章 長拳と十三勢
   1. 長拳とは
   2. 十三勢の変遷
      ⑴陳王廷「造拳」説の根拠
      ⑵《拳経》と《拳経捷要》
      ⑶陳式太極拳の易学の原理
      ⑷楊禄禅の太極拳
      ⑸武禹襄と十三勢

第5章 十三勢は伝統文化と健康の結晶体
   1. はじめに
   2. 伝統文化の結晶体としての十三勢
   3. 健康のための十三勢
      ⑴《十三勢行功歌》と健康
      ⑵十三勢は人と自然を融合する健康観
      ⑶太極拳の外気と内気

第6章 十三勢套路の図説
   十三勢の動作名称
    1. 身法八要
    2. 架勢程序(十三勢套路の順番)
   十三勢套路に関する説明
    1. 十三勢の構図について
       ⑴母体部分
       ⑵方円合一図
       ⑶四象について
    2. 起勢・収勢とその他の動作について
    3. 十三勢の運動風格について
  第1部:十三勢の「母体」
    1.  太極起勢   2.  攬雀尾    3.  単鞭
  第2部:十三勢の「核心」――方円合一図
    4.  提手上勢   5.  白鶴亮翅   6.  摟膝拗歩   7.  手揮琵琶勢
    8.  摟膝拗歩   9.  手揮琵琶勢  10. 搬攬捶    11. 如封似閉
    12. 抱虎推山   13. 単鞭     14. 肘底看捶   15. 倒輦猴
    16. 白鶴亮翅   17. 摟膝拗歩   18. 三甬背    19. 単鞭
    20. 紜手     21. 高探馬    22. 左右起脚   23. 転身踢一脚
    24. 践歩打捶   25. 翻身二起   26. 披身     27. 践一脚
    28. 蹬一脚    29. 上歩搬攬捶  30. 如封似閉   31. 抱虎推山
    32. 斜単鞭    33. 野馬分鬃   34. 単鞭     35. 玉女穿梭
    36. 単鞭     37. 紜手     38. 下勢     39. 更鶏独立
    40. 倒輦猴    41. 白鶴亮翅   42. 摟膝拗歩   43. 三甬背
    44. 単鞭     45. 紜手     46. 高探馬    47. 十字擺蓮
    48. 上歩指襠捶  49. 上勢攬雀尾  50. 単鞭     51. 下勢
    52. 上歩七星   53. 下歩跨虎   54. 転脚擺蓮   55. 弯弓射虎
    56. 双抱捶    57. 合太極
  おわりに

終章  張三峯創拳説の再考
   1. 張三峯創拳説の由来
   2. 黄宗羲について
   3. 武当山道士の錬養の特徴
   4. 宋の徽宗と道教
   5. 太極拳と内家拳法

 あとがき
 主要参考文献
 著者プロフィール

ご注文

定価2,090円
(本体1,900円+税10%)

シェアする

関連書籍