クルマ好きはこんな生き方に感動する　真剣自動車生活

クルマ好きだからこそ心にしみる、そんな生き方がある。
われわれはクルマが好きだ。好きなクルマも自分ひとりで維持していけるわけではない。やはりその道のプロがいてくれてこそ、である。ある部分ではわれわれと同じスタンスになってしまう、なってくれるクルマ好きのプロ。嬉しいことではないか。クルマ好きが感動してしまう人生、それは勝手な思い入れかもしれないのだけれど、あなた方のおかげでわれわれのクルマが生き延びていられる。クルマ好きの小生から彼らへのエールであり感謝状のつもりで、本書を書き上げた。（いのうえ・こーいち）

　　　まえがき

第１話　ブガッティ遣いの意外な一面
　　　　　　ブガッティをドカッティと間違えていた名人の第一歩／
　　　　　　羨ましいほどの愛好家の輪　自動車趣味のお手本があった／
　　　　　　ブガッティで知ったスポーツカーの法則／
　　　　　　ネオンの東京から今市に越して早や20年
　　
第２話　ドクターのポルシェを診る名医
　　　　　　尾形さんの主治医が柴田先生で　柴田先生のポルシェの主治医が尾形さん／
　　　　　　夜行で東京までポルシェを引き取りに行った時代のディーラー／
　　　　　　週３でタイムトライアルをし　月１は東京までポルシェで遠征／
　　　　　　趣味はさておきビジネスに　人柄で経営するディーラーに

第３話　北海道ミニ天国化計画
　　　　　　50歳にして北海道に移住する…それを決断させたものは／
　　　　　　「ガレージ･ミニ」のミニはミニのミニではなかった／
　　　　　　北海道をミニの天国に　夢は果てしなく広がる

第４話　へんくつ鈑金職人どこへ行く
　　　　　　ヘンクツを覚悟していった初めての出会い／
　　　　　　クルマ好きにはちがいないが好きで仕事に就いたんじゃない／
　　　　　　こんな生き方まで叩き込んでくれた　でも親方には感謝している

第５話　ビートルのヌシ、英国スポーツカーを愛好す
　　　　　　早熟の英国スポーツカー乗り　クルマ好き生活に没頭／
　　　　　　英車好きがビートルに変わった理由　いや、変わったわけじゃないんで…／
　　　　　　専門ショップの先取り　それこそ趣味心のなせる技／
　　　　　　ビートルは奥が深くて尽きない　ニュウ・ビートルも面白い

第６話　バックヤードから1000坪に
　　　　　　聖地「ピッカースレイ・ロード」の名前を冠した専門ショップ／
　　　　　　毎年会社が変わってしまう　それでもロータスについていく／
　　　　　　とりあえず自宅の裏庭で　バックヤード・ビルダーを地で行く／
　　　　　　最近考えること　ゆったりとクルマをいじりたい

第７話　伝説のショップ、噂の名人
　　　　　　「スリー・ブランチ」はいまや伝説の専門ショップ／
　　　　　　いまでも名作の面影が浮かぶ　気迫の「Ｔブラ」仕上げ／
　　　　　　噂の名人、平さんの「Ｔブラ」まで、そしてそれから／
　　　　　　伝説のショップから20年　新たな理想のガレージで


　　　あとがき