ほっとする仏教の言葉[捨てて生きる]

ほっとする仏教の言葉[捨てて生きる]
著者 ひろさちや
村上翠亭
ジャンル 書道書籍 > 単行本 > その他
一般書 > 一般書
出版年月日 2011/03/01
ISBN 9784544051353
判型・ページ数 B6変・152ページ
定価 1,100円
(本体1,000円+税10%)
在庫 在庫あり

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珠玉の言葉が導く、あらたな“仏教入門”

初期仏典に始まり、唐の高僧から近世日本の名僧の言葉まで、仏教の真髄を語る33の名言を選び出して、平易に解説。全篇に「欲望を《捨てて生きる》ことこそ幸福につながる」というテーマが通底している。





はじめに

ⅰ いまを大事に
  過去を追うな 未来を願うな  『マッジマ・ニカーヤ』
  世は常に燃焼せるに 『ダンマパダ』
  諸悪莫作、衆善奉行、自浄其意、是諸仏教  『ダンマパダ』
  勝利からは怨みが生ず、敗者は苦しみに臥す  『ダンマパダ』
  自分を苦しめない言葉、また、他人を傷つけない言葉のみを語れ  『ウダーナヴァルガ』
  三界は安きこと無く、猶、火宅の如し  『法華経』
  我、深く汝等を敬う、敢て軽慢せず  『法華経』
  青色青光・黄色黄光・赤色赤光・白色白光  『阿弥陀経』
  独生・独死・独去・独来  『無量寿経』
  如実知見  仏教語
  現成  仏教語

ⅱ 自己を忘れる
  莫妄想 無業
  赤肉団上に一無位の真人あり、常に汝等諸人の面門より出入す  臨済義玄
  何ぞ無寒暑の処に向かって去らざる  洞山良价
  日日是好日 雲門文偃
  飢え来れば飯を喫し、困れ来れば即ち眠る  大珠慧海
  他は是れ吾れにあらず 更に何れの時をか待たん  老典座
  ともにこれ凡夫のみ  聖徳太子
  忘己利他  最澄
  衆生の心清浄なるときは、則ち仏を見、若し心不浄なるときは、則ち仏を見ず  空海
  
ⅲ 捨ててこそ
  ま事はのむへくもなけれとも、この世のならひ  法然
  善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや  親鸞
  布施といふは不貪なり。不貪といふは、むさぼらざるなり  道元
  一時坐禅すれば、一時の仏なり。一日坐禅すれば、一日の仏なり。
                     一生坐禅すれば、一生の仏なり  円爾弁円
  一切を捨離すべし  一遍智真
  おお、恐い、恐い  夢窓疎石

ⅳ あるがまま
  此世の人、来たとおもへは、苦労もなし  沢庵宗彭
  神仏にむかひ、富貴をねかふ。ねかふ心をやむれは富貴なることをしらす  至道無難
  まどへる人の楽と思ふは、苦をもつて、楽と思へるなり  鉄眼道光
  世に知慧有る人の病中程浅猿しく物苦しき事は無きことなるぞや  正受老人
  死にともない、死にともない  仙厓義梵
  災難に逢時節には、災難に逢がよく候  大愚良寛
  言葉のいらぬ世界が仏の世界、言葉の必要なのが人間界  曽我量深

あとがき

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