ほっとする親鸞聖人のことば
ほっとするしんらんしょうにんのことば
悩み抜く一人ひとりの、その身に深く響く!
鎌倉の昔から没後750年の現代まで、あらゆる人々に明日への希望を与え続けてきた親鸞さんの言葉――。そんな親鸞聖人の教えを、真宗大谷派僧侶の川村妙慶と高橋白鷗の女流ふたりが、講話と書でわかりやすく伝えた一冊です。
鎌倉の昔から没後750年の現代まで、あらゆる人々に明日への希望を与え続けてきた親鸞さんの言葉――。そんな親鸞聖人の教えを、真宗大谷派僧侶の川村妙慶と高橋白鷗の女流ふたりが、講話と書でわかりやすく伝えた一冊です。
はじめに
ⅰ 悪人を自覚してこそ
地獄は一定すみかぞかし 地の底から人生を見つめる力を
罪福心 「強い執着心」という弱い心
悪人正機 悪人を自覚してこそ救われる
業縁 縁があれば変わってしまう自分を自覚する
煩悩成就 腹を決めて生きる確信
旧里はすてがたく 腹が立ったら大空を見上げて
愛欲の広海に沈没し 求めれば求めるほど満足できない
罪悪深重 煩悩熾盛 他者に迷惑をかけているわが身の自覚
雑毒の善 善行もわずかな欲で毒となる
詮ずるところ信心 信心が真実ならば乱れることはない
自性唯心に沈みて浄土の真証を貶す 人と向き合うために念仏を唱えよ
慙愧 自らを恥じ、人を敬う
ⅱ 他力─あるがままに
自然法爾 「あるがまま」の人生を生きる
本願他力 ただ聞き、ただ出会っていくしかない
自力をたのむ 「助かろうとする努力」は不要です
余の人を縁とせず 何によって生かされているのか?
遠く宿縁を慶べ 逃げるな! すべてを慶べ
自力の迷心 「迷い」は自分に執着する心から生じる
とも同朋 皆、何かでつながっている
染香人 よい香りがゆっくりと染み込むように
無等等 比較しないであるがままに
皆もって世々生々の父母兄弟なり さまざまなご縁に包まれている感動を
遊煩悩林現神通 「遊び」という余裕が大切なのです
自利利他円満 「よかったね」と言えるあなたが魅力的
報恩 生きていることの深い感動を捧げる
触光柔軟 柔らかさの中に本当の強さがある
自在人 自分に束縛されない存在
回心 頑固な自我を逆さまにする
宿業 「縁」によって生かされている自分の姿
臨終の善悪をばもうさず 生死のことは如来にまかせて
ⅲ 本願─浄土での救済
大慈悲心 ただ抱きしめ悲しみを伝える
無明長夜の燈炬なり 本願は暗い夜道に光る燈
現世の利益 生きることのすべてにご利益がある
摂取不捨 捨てられても見捨てない仏の心
心多歓喜の益 心にたくさんの歓喜を持って
無碍の一道 勇気ある一歩を踏み出す決意を
金剛心 どんな問題をも乗り越えて生きていく
不可思議光 私の心を照らす阿弥陀さんの光
念仏 それは今の自分の心と向き合うこと
弥陀の本願には老少善悪のひとをえらばれず
すべての人間は平等
超世 すべてを受け入れて生きていくこと
心を弘誓の仏地に樹てる 大地にしっかり根を張って生きる
顛倒 いのちは所有物ではなく、いただいたもの
如衆水入海一味 そのままのあなたが救われる
日ごろの心にては往生かなうべからず
あらゆる「縁」を感じられる感性を
世の中安穏なれ 仏法ひろまれ すべての人の無事を願って
南無阿弥陀仏 阿弥陀仏にすべてをまかせますという心
難思の弘誓は難度海を度する大船 海に身をまかせ、青空を見る
父母の心、平等 病気の子を見つけ癒す、それが親の平等心
無量寿 いただいたいのちを精一杯生きる
浄土 阿弥陀さまの手のひらに支えられて
ⅳ 凡夫として生きよ
凡夫 「たかが私」を生きる力強さ
邪見憍慢 おごりたかぶりの心を捨てよ
虚仮不実 仏法を聞くとは自分を知ること
雑行を捨てて本願に帰す 「私の都合」を捨てれば不都合がなくなる
指を看視して月を視ざるがごとし 誰が指差しても月はきれい
大信海 阿弥陀さんの慈悲は広大な海と同じ
光雲無碍如虚空 一切を無条件で包み込む一筋の光
空過 空しい人生を送っていませんか?
深信自身 自らを深く信ずることができたという頷き
聞思して遅慮することなかれ よく聞きよく考え、ためらわず流されず
一人 誰でもない私自身になるために
無眼人 無耳人 眼も耳も開いてこそ救われる
易行難信 形ではなく心のつながりを願って
愚禿が心は、内は愚にして外は賢なり
賢者は自分の愚かさを知る
善悪のふたつ総じてもって存知せざるなり
思い込みが勝手に自分を暗くする
群萌 お念仏をいただく雑草としていのち萌え
青草人 雑草のようにたくましく謙虚に
唯 ただ人として生きたらよい
愚禿釈親鸞 私は何も見えてなかったのだ
あとがき
ⅰ 悪人を自覚してこそ
地獄は一定すみかぞかし 地の底から人生を見つめる力を
罪福心 「強い執着心」という弱い心
悪人正機 悪人を自覚してこそ救われる
業縁 縁があれば変わってしまう自分を自覚する
煩悩成就 腹を決めて生きる確信
旧里はすてがたく 腹が立ったら大空を見上げて
愛欲の広海に沈没し 求めれば求めるほど満足できない
罪悪深重 煩悩熾盛 他者に迷惑をかけているわが身の自覚
雑毒の善 善行もわずかな欲で毒となる
詮ずるところ信心 信心が真実ならば乱れることはない
自性唯心に沈みて浄土の真証を貶す 人と向き合うために念仏を唱えよ
慙愧 自らを恥じ、人を敬う
ⅱ 他力─あるがままに
自然法爾 「あるがまま」の人生を生きる
本願他力 ただ聞き、ただ出会っていくしかない
自力をたのむ 「助かろうとする努力」は不要です
余の人を縁とせず 何によって生かされているのか?
遠く宿縁を慶べ 逃げるな! すべてを慶べ
自力の迷心 「迷い」は自分に執着する心から生じる
とも同朋 皆、何かでつながっている
染香人 よい香りがゆっくりと染み込むように
無等等 比較しないであるがままに
皆もって世々生々の父母兄弟なり さまざまなご縁に包まれている感動を
遊煩悩林現神通 「遊び」という余裕が大切なのです
自利利他円満 「よかったね」と言えるあなたが魅力的
報恩 生きていることの深い感動を捧げる
触光柔軟 柔らかさの中に本当の強さがある
自在人 自分に束縛されない存在
回心 頑固な自我を逆さまにする
宿業 「縁」によって生かされている自分の姿
臨終の善悪をばもうさず 生死のことは如来にまかせて
ⅲ 本願─浄土での救済
大慈悲心 ただ抱きしめ悲しみを伝える
無明長夜の燈炬なり 本願は暗い夜道に光る燈
現世の利益 生きることのすべてにご利益がある
摂取不捨 捨てられても見捨てない仏の心
心多歓喜の益 心にたくさんの歓喜を持って
無碍の一道 勇気ある一歩を踏み出す決意を
金剛心 どんな問題をも乗り越えて生きていく
不可思議光 私の心を照らす阿弥陀さんの光
念仏 それは今の自分の心と向き合うこと
弥陀の本願には老少善悪のひとをえらばれず
すべての人間は平等
超世 すべてを受け入れて生きていくこと
心を弘誓の仏地に樹てる 大地にしっかり根を張って生きる
顛倒 いのちは所有物ではなく、いただいたもの
如衆水入海一味 そのままのあなたが救われる
日ごろの心にては往生かなうべからず
あらゆる「縁」を感じられる感性を
世の中安穏なれ 仏法ひろまれ すべての人の無事を願って
南無阿弥陀仏 阿弥陀仏にすべてをまかせますという心
難思の弘誓は難度海を度する大船 海に身をまかせ、青空を見る
父母の心、平等 病気の子を見つけ癒す、それが親の平等心
無量寿 いただいたいのちを精一杯生きる
浄土 阿弥陀さまの手のひらに支えられて
ⅳ 凡夫として生きよ
凡夫 「たかが私」を生きる力強さ
邪見憍慢 おごりたかぶりの心を捨てよ
虚仮不実 仏法を聞くとは自分を知ること
雑行を捨てて本願に帰す 「私の都合」を捨てれば不都合がなくなる
指を看視して月を視ざるがごとし 誰が指差しても月はきれい
大信海 阿弥陀さんの慈悲は広大な海と同じ
光雲無碍如虚空 一切を無条件で包み込む一筋の光
空過 空しい人生を送っていませんか?
深信自身 自らを深く信ずることができたという頷き
聞思して遅慮することなかれ よく聞きよく考え、ためらわず流されず
一人 誰でもない私自身になるために
無眼人 無耳人 眼も耳も開いてこそ救われる
易行難信 形ではなく心のつながりを願って
愚禿が心は、内は愚にして外は賢なり
賢者は自分の愚かさを知る
善悪のふたつ総じてもって存知せざるなり
思い込みが勝手に自分を暗くする
群萌 お念仏をいただく雑草としていのち萌え
青草人 雑草のようにたくましく謙虚に
唯 ただ人として生きたらよい
愚禿釈親鸞 私は何も見えてなかったのだ
あとがき
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